大友良英

音楽家

1959年横浜生まれ。実験的な音楽からジャズやポップスの領域までその作風は多種多様、活動は海外でも大きな注目を集める。また映画やテレビの劇伴作家としても数多くのキャリアを有する。近年は「アンサンブルズ」の名のもと様々な人たちとのコラボレーションを軸に展示作品や特殊形態のコンサートを手がけると同時に、一般参加型のプロジェクトにも力をいれている。2005年から「アジアンミーシング」をスタート。この活動は今日まで続き、音楽を通したアジアのネットワーク作りに奔走している。震災後は十代を過ごした福島でプロジェクトを立ち上げ、2012年プロジェクトFUKUSHIMA! の活動で芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門を受賞。2013年には『あまちゃん』の音楽でレコード大賞作曲賞他数多くの賞を受賞している。2017年札幌国際芸術祭の芸術監督を、2019年には福島を代表する夏祭り「わらじまつり」改革のディレクター も務めた。また、2005年から活動を共にしてる知的障害者と即興演奏家によるグループ「音遊びの会」の著作「即興がつなぐ未来 音楽と社会の狭間でおっとっと」(岩波書店)は、2025年度日本音楽本大賞を受賞している。

展示作品/ Installations:《without records》, 《Duo》, 《Filaments Outside》, 《Dance

青山泰知

美術家

Photo:伊藤トオル / ITO TORU

1960年北海道旭川市生まれ。宮城県仙台市在住。美術家として活動するほかに、ライブ、DJ 等の音楽活動も行う。1995年以降、大友良英とのコラボレーションを断続的に行う。

展示作品/ Installations:《without records

伊藤隆之

エンジニア

©Gottingham

2022年まで山口情報芸術センター[YCAM]でR&Dディレクターとして研究開発プロジェクト全般のディレクションを担当。音響デザインから、システム設計、ソフトウェア開発、バイオテクノロジーと分野を限定せずに、作品制作を始めとした数多くのプロジェクトに関わってきた。現在はシビック・クリエイティブ・ベース・東京[CCBT]勤務。

展示作品/ Installations:《without records》, 《Dance

坂本龍一

音楽家

Photo by Neo Sora ©︎ 2020 KAB Inc.

1952年1月17日、東京生まれ。東京藝術大学 大学院修士課程修了。1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年、YMOの結成に参加。1983年に散開後は『音楽図鑑』『BEAUTY』『async』『12』などを発表、革新的なサウンドを追求し続けた姿勢は世界的評価を得た。映画音楽では『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞作曲賞を、『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞、ゴールデングローブ賞最優秀作曲賞、グラミー賞映画・テレビ音楽賞など多数受賞。『LIFE』、『TIME』などの舞台作品や、韓国や中国での大規模インスタレーション展示など、アート界への越境も積極的に行なった。2024年12月から2025年3月まで東京都現代美術館で開催した国内初の大規模展覧会は、同美術館30年の歴史上、最も多くの動員数を記録した。環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」を創設。また「東北ユースオーケストラ」を設立して被災地の子供たちの音楽活動を支援した。2023年3月28日死去。

展示作品/ Installations:《Duo

Sachiko M

サインウェーブ奏者、即興演奏家、作曲家

photo by Yusuke Watanabe

テスト用の信号音(サインウェーブ)を使った電子楽器を演奏し世界的に活躍する即興音楽家。2003年アルスエレクトロニカ・ゴールデンニカ賞受賞。サウンドインスタレーション作品発表、写真集出版など活動が多岐にわたる中、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」劇中歌の作曲に参加。大友良英と共に手がけた「潮騒のメモリー」で第55回日本レコード大賞作曲賞受賞。以降、作曲、作詞、サウンドプロジェクト・ディレクターなどでも活動。2022年ヨーロッパ演奏ツアーを再始動。インスタレーションのサウンドソースや新作を不定期に配信にてリリース。2025年アパレルブランドDEPAREILLEの秋冬コレクション2025映像の音を担当。2024年、2025年ソロ新作アルバムをリリース。

展示作品/ Installations: 《Filaments Outside

持田敦子

美術家

Photo by Pezhman Zahed

1989年東京都生まれ。長野県在住。2018年バウハウス大学ワイマール大学院、東京藝術大学大学院修了。2018年から2019年にかけて、平成30年度公益財団法人ポーラ美術振興財団在外研修員としてドイツ、シンガポールにて研修。プライベートとパブリックの境界にゆらぎを与えるように、既存の空間や建物に、壁面や階段などの仮設性と異物感の強い要素を挿入し空間の意味や質を変容させることを得意とする。近年の活動に長野県飯田市にて家屋を解体するプロセスを作品化するプロジェクト「解体」(2021-2023)など。

展示作品/ Installations:《Dance

YCAM InterLab

Photo:勝村祐紀 / Yuki Katsumura

YCAMの内部に設置された研究開発チームで、キュレーター、エデュケーター、エンジニア、デザイナーなど、多彩なスキルを持つ常駐スタッフにより構成され、YCAMのさまざまな事業を主導しています。複数の専門分野を横断し市民やアーティスト、研究者、外部のエンジニアたちとともに、コンセプトづくりから作品制作、ワークショップの開発などを行っています。これまで坂本龍一をはじめ、近年ではオロン・カッツ(オーストラリア)、ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ(オランダ)、許家維(台湾)、ホー・ツーニェン(シンガポール)など国内外の数々のアーティストとの協働を実現してきました。

展示作品/ Installations:《without records》, 《Duo》, 《Filaments Outside》, 《Dance